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シンガポールの罰金 サンダルは大丈夫? 現地で罰金対象となる行動とは?

シンガポールの罰金 サンダルは大丈夫? 現地で罰金対象となる行動とは?

シンガポール旅行で、サンダルを履くと罰金を取られるような服装マナー違反があるのか不安に思っている方もあるのではないでしょうか。

シンガポールは「罰金大国」として知られ、独自のルールやマナーが非常に厳格に運用されている国です。とはいえ、サンダルを履いただけで即罰金というわけではありません。ただし、場面や場所によっては思わぬトラブルを招く可能性があります。

本記事では、サンダルに関するルールはもちろん、それ以外にも旅行者が注意すべきシンガポールの罰金制度や公共マナーについてわかりやすく解説します。現地で快適に過ごすためにも、事前に正しい知識を身につけておきましょう。

記事のポイント

  • サンダルを履くだけでは罰金にならない
  • シンガポール独自の罰金制度と対象行為
  • 公共交通や街中での注意点と罰則
  • 罰金の払い方

シンガポールでサンダルを履くと罰金?

  • サンダルで罰金はあるのか?
  • なぜシンガポールは罰金が多い?
  • 着てはいけない服の注意点
  • ペットボトル持ち歩き時の注意
  • 公共マナー違反での罰金例

サンダルで罰金はあるのか?

サンダルで罰金はあるのか?

「罰金大国」呼ばれるシンガポールですが、今のところサンダルを履いていることで直接罰金が科されることはありません。服装に関しては、基本的には個人の自由に委ねられています。

ただし、サンダルがすべての場面で問題ないわけではありません。特定の施設や宗教施設などでは、サンダルを含めた服装に一定のルールが設けられていることがあります。

例えばモスクや寺院などでは、露出を控えた服装が求められるため、サンダルに加えてノースリーブや短パンも敬遠される傾向があります。そのため、サンダルを履いているだけで入場を断られるケースも見受けられます。

また、格式あるレストランやホテルのバーなどでもドレスコードが設定されていることがあり、サンダル履きでは入店を断られる可能性があります。観光客だからといって例外扱いされることは少なく、現地のルールに従う姿勢が求められます。

このため、サンダルそのものが法律違反になるわけではありませんが、訪れる場所や状況に応じて適切な服装を選ぶことが非常に重要です。

なぜシンガポールは罰金が多い?

シンガポールが「罰金大国」と呼ばれる理由は、法律の厳格な運用と高い公共意識にあります。これには、都市の清潔さを維持し、快適な暮らしを守るという国家としての強い意志が背景にあるといえるでしょう。

これは、人口密度が高く多民族が共存する都市国家であるシンガポールにとって、秩序や衛生を保つことが社会の安定に直結するからです。

国民一人ひとりの行動が都市の環境に大きな影響を与えるため、政府はルールの明確化と厳格な運用を通じて、市民に高いモラルを求めています。

例えば、公共の場でのゴミのポイ捨てやつば吐き、横断歩道以外での道路横断といった行為が罰金の対象になります。これらの違反行為に対しては、初犯でも数百ドルの罰金が課される可能性があり、繰り返した場合にはさらに高額な罰金や是正措置が取られます。

これらの行為を厳しく取り締まることで、街の美しさと安全を保っているのです。また、こうした罰則制度の存在は、訪問者や外国人居住者に対しても強いメッセージとなっています。

着てはいけない服

着てはいけない服

シンガポールでは特定の「着てはいけない服」が法律で禁じられているわけではありません。ただし、公共施設や宗教関連の場所では服装マナーが非常に重要であり、文化的背景を尊重することが求められます。

例えば、モスクや寺院では露出の多い服やノースリーブ、短パン、ビーチサンダルといった軽装では入場を断られることがあります。宗教的な理由から、肩や膝を見せることが失礼にあたるとされているためです。

また、こうした施設では訪問者に対し、体を覆うためのスカーフやローブを貸し出している場合もありますが、必ずしも準備されているわけではないため、予め自身で対策しておくのが安心です。

さらに、官公庁や高級レストラン、一部のクラブやラウンジなどではドレスコードが設けられており、スリッパやサンダル履きでの入場が禁止されているケースも見られます。

観光客であってもマナー違反とみなされる可能性があるため、長袖の羽織やストールを用意しておくと安心です。特に屋内施設は冷房が強めに効いていることも多く、防寒対策にもなりますので、服装の選び方には気を配りましょう。

ペットボトル持ち歩き時の注意

ペットボトル持ち歩き時の注意

ペットボトルを持ち歩くこと自体は問題ありませんが、シンガポールの公共交通機関では中身を飲む行為が禁止されています。これは、車内を清潔に保ち、快適な環境を維持するための重要なルールのひとつとされています。

このため、MRTやバスの中、駅構内で水を飲んでしまうと、たとえ一口であっても違反と見なされ、500シンガポールドル(約5万円)の罰金が科せられる場合があります。

特に観光客は、このルールを知らずに無意識に水分補給してしまうケースがあるため、注意が必要です。

さらに、駅構内や車内には監視カメラが多数設置されており、違反行為はすぐに記録される仕組みになっています。場合によっては係員からその場で罰金の通知を受け取ることもあります。

公共マナー違反での罰金例

公共マナー違反での罰金例

シンガポールでは、公共の場でのマナー違反に対して厳しい罰金制度があります。

例えば、つばを吐く、ゴミを捨てる、喫煙所以外でタバコを吸うといった行為には、それぞれ数百から数千ドルの罰金が課されることがあります。中には一度の違反で1,000ドル以上の罰金が科されることもあり、観光客であっても例外ではありません。

特にタバコ関連の違反には厳しい姿勢が取られており、歩きタバコや吸い殻のポイ捨ても対象となります。

さらに、繰り返し違反すると公共の場で黄色いベストを着用し、地域の人々の目に晒されながら清掃作業をさせられる「CWO(Corrective Work Order)」という制度もあります。

こうした制度の存在は、シンガポールにおける公共のマナー意識の高さを支える要因のひとつです。市民はもちろん、短期滞在の旅行者であっても、この国のルールを知り、しっかり守る姿勢が求められています。

シンガポールでサンダルを履いても罰金はないが、注意が必要な罰金対象は様々

  • ガムの所持で高額罰金に!
  • 水たまり放置が罰金対象?
  • 面白い法律に要注意!
  • 公共交通で飲食禁止の理由
  • 支払い方法と罰金の納付手順
  • シンガポールの独特な罰金一覧

ガムの所持で高額罰金に!

ガムの所持で高額罰金に!

シンガポールではチューインガムの所持や持ち込みが法律で禁止されています。違反した場合、最大で10,000シンガポールドル(約100万円)の罰金が科せられることもあります。

ガムに対してここまで厳しい措置が取られている国は世界的にも珍しく、旅行者にとっては非常に注意すべきポイントの一つです。

この厳しいルールの背景には、過去にガムのポイ捨てによって公共施設が汚され、清掃費が高額になったことがあります。

ガムがベンチや床、さらには駅のドアなどに貼り付けられ、市の清掃作業に多大な負担をかけることが問題視されました。実際に、MRT(地下鉄)のドアが開かなくなるというトラブルが発生し、交通の混乱を招いた事例も記録されています。

こうした事情から、1992年にシンガポール政府はガムの輸入・販売・所持を全面的に禁止しました。

ただし、2004年以降、一部の医療目的のガム(ニコチンガムや歯科用ガムなど)は、医師の処方があれば認められるようになっています。

そのため、旅行の際にはガムが手荷物やポーチの中に紛れ込んでいないかをしっかり確認する必要があります。もし税関で見つかった場合、故意でなくても違反とみなされる可能性があります。

水たまり放置が罰金対象?

水たまり放置が罰金対象?

シンガポールでは、家の敷地内に水たまりを放置して蚊が繁殖する可能性があると、法律により罰金の対象となります。

これは、自宅の庭やバルコニー、植木鉢の受け皿などに雨水や生活排水が溜まっている状態が放置されると、蚊が卵を産み付ける格好の環境になるためです。

このような蚊の繁殖を防ぐことは、公衆衛生の観点から非常に重要です。なぜなら、シンガポールではデング熱をはじめとする蚊を媒介とする感染症が、特に雨季において流行しやすいためです。

法律違反とみなされた場合、最大で10,000シンガポールドルの罰金が科せられる可能性があります。これは決して形だけのルールではなく、実際に適用されることも多いため注意が必要です。

特に雨季には国家環境庁(NEA)の職員が定期的に抜き打ちで家庭を訪問し、屋外やベランダの状態をチェックします。水が溜まっていると、採取検査が行われ、蚊の幼虫が確認された場合は違反として処分が下されます。

参考:デング熱の発生数増加に関する注意喚起(在シンガポール日本国大使館)

面白い法律に要注意!

面白い法律に要注意!

シンガポールには一見ユニークに思える法律がいくつか存在します。その一つが「自宅で裸で歩いてはいけない」というルールです。この法律は、特に観光客にとっては驚きの内容かもしれません。

これは、高層住宅が多い都市の特性から、隣人から見えてしまう可能性があることを想定しているためです。例えば、窓際で肌を露出している状態が外から見えてしまうと、公共の場での露出と同じように扱われる可能性があるという考えに基づいています。

実際に、このルールにより苦情が寄せられることもあり、当局は住民や滞在者に対して室内でも一定のプライバシー配慮を求めています。違反すると最大で2,000ドルの罰金が科されるため、うっかりでも見られないよう注意が必要です。

また、公共衛生の観点から鳩など野生動物へ餌をやることは一律に罰金対象となっています。さらに、公園や駅など公共の場で大音量の音楽を流したり、不快と感じられるような歌詞の曲を再生することも、秩序を乱す行為として取り締まられる場合があります。

これらの法律は、単に厳しいというよりも、シンガポールが清潔で安全な社会環境を維持するための方策として実施されているものであり、訪れる側としても尊重すべきルールです。

公共交通で飲食禁止の理由

公共交通で飲食禁止の理由

シンガポールの公共交通機関では、飲食が厳しく禁止されています。理由は車内を清潔に保つためであり、においやゴミが車内環境に与える影響を最小限にとどめるためです。

MRT車内や駅構内で飲食をすると、初犯であっても500ドルの罰金が科せられます。これは、公共スペースにおけるマナーを強く重視するシンガポールならではの規律といえるでしょう。

「水分補給くらいならいいのでは?」と思うかもしれませんが、ペットボトルの水でさえ違反対象です。ラベルを外して持っていたり、口を付けずに持ち歩いているだけでも、状況によっては職員に注意されることがあります。

これは、過去に乗客が飲み物をこぼして車内設備を故障させたケースや、清掃費用の増加が社会問題化したことを背景としています。

そのため、MRTに乗る前に水分補給を済ませ、車内では飲食を控えることが求められます。駅構内には水飲み場が設置されている場所もあるため、立ち寄って水分を取ることができます。

支払い方法と罰金の納付手順

支払い方法と罰金の納付手順

罰金を科せられた場合、支払いは迅速に行う必要があります。期限内に支払わないと、追加で罰金が発生するだけでなく、滞納が記録として残り、将来的にビザの取得や再入国時にトラブルになることもあります。

罰金未納のまま出国してしまった場合、空港で止められる可能性もあるため、旅行者にとっても注意が必要です。

支払いはオンライン決済が主流で、通知書に記載されたQRコードや専用ウェブリンクを通じて、クレジットカードを利用して簡単に支払うことができます。この方法であれば、24時間いつでも処理が可能で、忙しい滞在中でも対応しやすくなっています。

また、シンガポール国内に滞在している場合には、AXS端末やSingPost(郵便局)の窓口でも支払うことができます。AXS端末はショッピングモールや駅近くなど多くの場所に設置されており、現金やNETSカードなどで支払いが可能です。

納付が完了すると、レシートや証明書が発行されるので、必ず保管しておきましょう。これらの証明書はトラブル時の確認資料として重要ですし、出入国やビザ申請などの手続きで提示を求められる場合もあります。

シンガポールの独特な罰金一覧

金額はシンガポールドル(SGD)です。為替レートは、1シンガポールドル=約112円(2025年5月30日)ですが、わかりやすくするため1シンガポールドル=100円としています。

違反行為罰金額(SGD)
(日本円)
備考
ゴミのポイ捨て300~2,000ドル
(3万~20万円)
キャンディの包み紙300ドル、缶・瓶2,000ドル
2回目4,000ドル、3回目以降10,000ドル
路上喫煙200~1,000ドル
(2万~10万円)
喫煙は指定場所のみ
未申告のタバコの持ち込み最大5,000ドル
(最大50万円)
1本から課税あり
チューインガムの持ち込み・販売最大100,000ドル
(最大1,000万円)
医療用は例外
公共交通機関での飲食500ドル
(5万円)
MRTやバス内
ドリアンの持ち込み500ドル
(5万円)
MRTやバス、タクシーなど
公共の場での飲酒・アルコール販売1,000ドル
(10万円)
22:30から7:00、許可を得ているレストラン・バーは可能
横断歩道以外の道路横断50~1,000ドル
(5千~10万円)
1回目50ドル、2日目1,000ドル+3か月の禁固刑、悪質な場合5,000ドル
公共トイレの水を流さない150~1,000ドル
(1.5万~10万円)
1回目150ドル、2回目500ドル、3回目以降1,000ドル
落書き2,000~10,000ドル
(20万~100万円)
3年以下の禁固刑、鞭打ち刑も科される場合あり
公共の場でのつば吐き2,000ドル以上
(20万円~)
鳩への餌やり最大5,000ドル
(最大50万円)
蚊の発生最大5,000ドル
(最大50万円)
3か月以下の禁固刑も科される場合あり
家の中で裸で歩いてはいけない2,000ドル
(20万円)

参考:シンガポール特有の生活関連主要法律案内(在シンガポール日本国大使館)

シンガポール 罰金 サンダルに関する基本まとめ

この記事のポイントをまとめます。

サンダル着用で罰金は科されないが場所により制限あり

宗教施設や高級施設ではサンダル不可の場合がある

服装に関する明確な法律はないがマナー重視

公共交通機関での飲食は禁止されている

ペットボトルの水を飲んでも罰金対象となることがある

チューインガムの所持・持ち込みは禁止されている

家庭内の水たまり放置で罰金が科されることがある

自宅で裸で歩くと罰金の対象になる可能性がある

鳩への餌やりは禁止され罰金の対象となる

公共の場での大音量の音楽再生は取り締まりの対象

ゴミのポイ捨てやつば吐きにも高額罰金が科される

横断歩道以外の道路横断は罰金と禁固刑の対象となる

公共トイレの水を流さないと罰金が科せられる

罰金はAXS端末やオンラインでの支払いが主流である

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