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インドネシア入国に必要なもの完全ガイド【2025年最新版】

インドネシア入国に必要なもの完全ガイド【2025年最新版】

インドネシアへの旅行や出張を計画しているものの、一体何から手をつければ良いのか悩んでいませんか。

インドネシア入国に必要なものとして、複雑な書類の準備や、新しく導入されたアプリの登録方法、さらには健康申告や税関の手続き、VOA(到着ビザ)の申請など、考えるべきことが多く、不安を感じる方も少なくないでしょう。

準備不足による失敗や後悔を避けるためにも、正確で新しい情報を得ることが大切です。この記事では、インドネシアへの渡航準備をスムーズに進めるためのポイントを分かりやすく解説します。

記事のポイント

  • インドネシア入国前に準備すべき書類と手続きの全容
  • 最新システム「All Indonesia」アプリの登録手順
  • 渡航目的に合ったビザ(VOA)の申請方法と注意点
  • 現地到着後の入国審査から税関までの具体的な流れ

インドネシア入国に必要なものの事前準備リスト

インドネシア入国に必要なものの事前準備リスト

インドネシアへの渡航を成功させる鍵は、出発前の周到な準備にあります。ここでは、現地に到着してから慌てることのないよう、事前に日本で済ませておくべき手続きや準備すべき書類について、一つひとつ丁寧に解説していきます。

  • まずは必須書類を準備しよう
  • 渡航目的に合ったビザの取得
  • 観光目的なら到着ビザ(VOA)
  • All Indonesiaのアプリ登録は必須
  • 税関申告もオンラインで完結
  • 忘れずに行う健康申告の手続

まずは必須書類を準備しよう

インドネシアへの渡航準備は、基本的な渡航書類の確認から始まります。これらが揃っていなければ、そもそも飛行機に乗ることさえできません。

パスポートの残存有効期間

まず最も大切なのが、パスポートの残存有効期間です。インドネシアに入国する際には、パスポートに6か月以上の残存有効期間がなければなりません。

期間が足りない場合は、入国を拒否されてしまうため、旅行の計画を立てる最初の段階で必ず確認してください。もし6か月未満であれば、速やかにパスポートの更新手続きを行いましょう。

往復または第三国への航空券

次に、インドネシアから出国するための航空券の準備が必要です。これは、不法滞在を防ぐ目的で、インドネシア入国時に提示を求められる場合があります。

観光などの短期滞在の場合は、復路の航空券、またはインドネシアから次に向かう第三国への航空券を必ず予約・購入しておきましょう。

海外旅行保険への加入(推奨)

海外旅行保険への加入は義務ではありませんが、強く推奨されます。慣れない海外での病気や怪我、盗難などの予期せぬトラブルに見舞われた場合、保険に加入していなければ高額な医療費や損害を自己負担することになります。

安心して旅行を楽しむためにも、滞在期間や活動内容に合った保険に加入しておくことをお勧めします。

渡航目的に合ったビザの取得

現在のインドネシアでは、日本国籍者に対するビザ免除措置が停止されています。そのため、APECビジネストラベルカード(ABTC)を所持している場合などを除き、すべての渡航者は目的に合ったビザ(査証)を取得しなければなりません。

ビザには様々な種類があり、滞在目的によって取得すべきものが異なります。目的外の活動を行うと、入国管理法違反として罰金や国外退去処分などの厳しい罰則を受ける可能性があるため、注意が必要です。

主なビザの種類対象となる活動の例
到着ビザ (VOA)観光、親族訪問、商談、商品購入、会議参加、トランジット
ビジネスビザVOAの範囲を超える商談、工場訪問、監査、品質指導
就労ビザインドネシア国内の企業に雇用され、報酬を得る活動
一時滞在ビザ就労、留学、家族帯同など

上記は一例であり、ビザのカテゴリーはさらに細かく分類されています。例えば、ビジネスビザの中でも講演目的と国際展示会への参加目的では異なるインデックスのビザが必要です。

ご自身の渡航目的を明確にし、どのビザが必要になるか、在日インドネシア共和国大使館や総領事館、またはインドネシア出入国管理総局の公式サイトで事前に確認することが不可欠です。

参照:
在インドネシア日本国大使館 ビザ取得、入国時手続き、入国後の手続きについて
インドネシア法務人権省入国管理総局
外務省海外安全ホームページ インドネシア

観光目的なら到着ビザ(VOA)

観光目的なら到着ビザ(VOA)

観光や親族訪問、短期の商談などを目的として30日以内の滞在を計画している場合、到着ビザ(Visa on Arrival、通称VOA)を取得することで入国できます。

VOAは、インドネシアの主要な国際空港や港に到着した際に、専用カウンターで申請・取得することが可能です。ただし、空港のカウンターは混雑することが多く、手続きに時間がかかる場合もあります。

そこでお勧めなのが、出発前にオンラインでVOAを申請・取得できる「e-VOA」です。インドネシア出入国管理総局の公式サイトから事前に手続きを済ませておくことで、現地での手続きが不要になり、入国審査をスムーズに進めることができます。

VOAの基本情報

  • 滞在可能日数: 最長30日間
  • 延長: 1回に限り、30日間の延長が可能(合計最長60日間)
  • 申請料金: 500,000インドネシア・ルピア
  • 注意点: VOAで許可されているのは、あくまで短期的な訪問活動です。インドネシア国内で報酬を得るような就労活動は一切禁止されています。

e-VOAの申請は、公式サイトにてパスポート情報や顔写真のアップロード、クレジットカードでの料金支払いなどを行えば完了します。

手続きは比較的簡単ですが、公式サイトを装った詐欺サイトも報告されているため、必ずURLを確認してからアクセスするようにしてください。

インドネシア法務人権省入国管理総局

All Indonesiaのアプリ登録は必須

All Indonesiaのアプリ登録は必須

2025年9月より、インドネシア入国手続きは「All Indonesia」という新しいオンラインシステムに統合されました。

これは、これまで別々に登録が必要だった電子税関申告書(e-CD)、健康検疫申告書(SATUSEHAT Health Pass)、そして到着カードの機能を一つにまとめたものです。

インドネシアに到着する全ての国際線搭乗者は、このAll Indonesiaへの事前登録が義務付けられています。登録は、インドネシアに到着する3日前から可能です。公式サイトまたは専用のスマートフォンアプリから手続きを行ってください。

登録が完了すると、QRコードが発行されます。このQRコードは、入国審査、税関、検疫の各カウンターで提示を求められるため、スクリーンショットを撮るか、印刷して大切に保管しておきましょう。

登録自体は無料で、クレジットカード情報の入力も不要です(e-VOA申請に移行する場合を除く)。

「All Indonesia」の登録サイト

税関申告もオンラインで完結

前述の通り、All Indonesiaシステムには電子税関申告(e-CD)の機能が含まれています。そのため、渡航者はAll Indonesiaの登録プロセスの中で、所持品に関する申告を行うことになります。

申告する内容としては、主に以下の項目があります。

  • 同行家族の人数
  • 預け荷物と手荷物の数
  • 免税範囲を超える物品の有無

インドネシアの免税範囲は、旅行者一人あたり、紙巻きたばこ200本、酒類1リットル、総額500米ドル相当までの物品などと定められています。これを超える物品を持ち込む場合は、正直に申告し、所定の関税を支払う必要があります。

IMEI登録に関する注意点

インドネシア国外で購入したスマートフォンやタブレットを、インドネシアのSIMカードを入れて90日以上使用する予定の場合、「IMEI登録」という端末登録手続きが別途必要です。このIMEI登録機能は、現在のAll Indonesiaシステムには含まれていません。

したがって、該当する方は従来通り、税関のウェブサイト(e-CDサイト)からIMEI登録を事前に行い、空港の専用カウンターで手続きを完了させる必要があります。短期旅行者には通常関係ありません。

インドネシア入国時の税関申告書の電子化(e-CD)及び携帯電話等の機種登録(IMEI)ー在インドネシア日本国大使館

税関申告もオンラインで完結

忘れずに行う健康申告の手続き

All Indonesiaのシステムには、健康検疫申告の役割も含まれています。登録手続きの中で、渡航者の健康状態に関するいくつかの質問に回答する必要があります。

主に問われるのは、発熱、咳、のどの痛みといった特定の症状の有無や、インドネシア到着前21日以内の渡航歴などです。これらの質問に対して、正直に回答してください。

この申告は、感染症の国内流入を防ぐための重要な水際対策の一環です。空港到着時には、申告内容に基づいて検疫官による確認や、場合によっては体温測定などが行われることがあります。

登録手続きをスムーズに終えられるよう、出発前に自身の健康状態をしっかりと把握しておきましょう。

現地でのインドネシア入国に必要なものと流れ

現地でのインドネシア入国に必要なものと流れ

事前の準備を万全に整えたら、いよいよインドネシアへ出発です。しかし、現地に到着してからも入国手続きという最後の関門が待っています。

ここでは、空港に到着してから実際に入国を果たすまでの流れと、それぞれのステップで注意すべき点について解説します。

  • インドネシアの入国審査は厳しい?
  • 自動化ゲートでスムーズに入国
  • バリ島渡航者は観光税の支払いも
  • まとめ:インドネシア入国に必要なものの最終チェック

インドネシアの入国審査は厳しい?

インドネシアの入国審査が厳しいという話を聞いたことがあるかもしれません。これは、特に不法就労に対して当局が厳しい姿勢で臨んでいるためです。

例えば、観光目的のVOAで入国したにもかかわらず、工場で機械のメンテナンスを行うなど、実質的な就労とみなされる活動をした場合、トラブルに発展するケースが報告されています。

インドネシアでは、外国人が宿泊する際にホテルなどの宿泊施設が当局へ報告する義務があり、こうした情報から目的外の活動が発覚することもあります。

したがって、「厳しいか」と問われれば、ルール違反者に対しては厳しいと言えます。しかし、渡航目的に合った正規のビザを取得し、パスポートや航空券などの必要書類をきちんと揃え、入国審査官の質問に正直に答えれば、過度に心配する必要はありません。

審査官に渡航目的を尋ねられた際に、滞在予定などを明確に説明できるように準備しておくと、よりスムーズです。

自動化ゲートでスムーズに入国

自動化ゲートでスムーズに入国

ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港やバリのングラ・ライ国際空港など、主要な空港では入国審査の自動化ゲートが導入されており、日本国籍者も利用できます。

自動化ゲートを利用できるのは、有効なICパスポートと、e-VOAまたはe-VISAを事前に取得している渡航者です。利用条件を満たしていれば、長蛇の列ができやすい有人の審査カウンターに並ぶ必要がなく、手続き時間を大幅に短縮できます。

利用方法は非常に簡単です。

  1. ゲート手前の機械にパスポートの写真ページをスキャンさせる
  2. ゲート内に進み、カメラに顔を向けて顔認証を行う
  3. 認証が完了すればゲートが開き、入国審査は完了です

メガネやマスクは事前に外しておく必要があります。このシステムのおかげで、入国審査はわずか数十秒で完了することもあり、到着後の貴重な時間を有効に使えるようになります。

バリ島渡航者は観光税の支払いも

バリ島渡航者は観光税の支払いも

インドネシアの中でも、特にバリ島へ渡航する場合には、追加で「観光税」の支払いが必要になる点を覚えておきましょう。これは、バリ島の文化や自然環境を保護する目的で2024年2月から導入された制度です。

ジャカルタなどを経由してバリ島に入る場合も含め、バリ州に到着するすべての外国人観光客が対象となります。

観光税の基本情報

  • 金額: 1人あたり150,000インドネシア・ルピア
  • 支払い方法:
    1. オンライン: 「Love Bali」という公式サイトまたはアプリからクレジットカードで事前決済
    2. 現地払い: バリのングラ・ライ国際空港の専用カウンターで支払う

最も推奨されているのは、出発前にオンラインで支払いを済ませておく方法です。事前に支払いを完了させておけば、現地でカウンターを探したり並んだりする手間が省けます。

支払い後、支払証明(QRコード)がメールで送られてくるので、保存しておきましょう。この税金はAll Indonesiaのシステムとは別になっているため、忘れずに手続きを行う必要があります。

バリ州の外国人旅行者に対する観光税関連情報ー在デンパサール日本国総領事館

まとめ:インドネシア入国に必要なものの最終チェック

この記事では、インドネシアへ入国するために必要な準備と手続きについて詳しく解説してきました。最後に、出発前に必ず確認してほしい重要なポイントをチェックリストとしてまとめます。

パスポートの残存有効期間は6か月以上あるか

インドネシアから出国する航空券は予約済みか

渡航目的に合致したビザを取得したか

観光目的ならe-VOAの事前申請を済ませたか

All Indonesiaの公式サイトまたはアプリから事前登録を完了したか

All Indonesia登録後に発行されたQRコードを保存または印刷したか

All Indonesiaで税関申告と健康申告の内容を正しく入力したか

免税範囲を超える所持品はないか

90日以上滞在しSIMカードを使う場合、IMEI登録について確認したか

バリ島へ行く場合、観光税の支払いを済ませたか

Love Baliの支払証明QRコードは保存したか

海外旅行保険には加入したか

滞在先のホテル情報などをすぐに提示できるか

入国審査での質疑応答を想定しているか

各種公式サイトのURLをブックマークし、詐欺サイトに注意しているか

これらの項目を一つひとつ確認し、万全の準備を整えることで、安心してインドネ-シアへの旅路につくことができます。

 

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